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スポーツファンは“選手育成”に、どれほど我慢出来るのか
▲事実上解任された谷繁元信監督
(写真=Cake6氏)

先月9日、中日ドラゴンズは谷繁元信監督(45)の休養を発表した。そのまま退任すると見られ、報道各社は事実上の解任と大きく報じた。14年に選手兼監督に就任し、3年目で監督専任となった今季だが、7月に早くも自力優勝消滅するなど成績が低迷している責任を取らされた格好だ。
 
ファンや一部の報道では、元監督でGMとなった落合博満氏(62)も責任を取るべきだという声が挙がっている。中日がここまで低迷した責任は一体どこにあるのか、また結果重視の世界でどのように選手を育てて行くか。我々ファンが想像する以上に難しい課題をスポーツチームの監督は課せられている。
 
 

高齢化したチームを若返らせる猶予期間

 
谷繁監督が監督に就任した当初、前監督である高木守道氏と同じ課題に直面していた。「選手育成」である。黄金期と言われた落合監督時代に主力として活躍した選手たちが高齢化したことで、「世代交代」が必要となってきた。
 
そのことについて落合氏を批判するわけではない。結果が重視される世界で、結果が出せる選手を使い、結果を残した。育成面に限っていえば現在の低迷の原因となっているかもしれないが、結果を出さなければいけない世界で結果をしっかり出したのだから、誰も文句は言えまい。
 
ただ、固定されていた選手の世代交代は簡単には結果を残せない。それなりの時間が必要だ。今年セ・リーグ首位を独走している広島東洋カープはFA獲得せず、外国人と生え抜き選手などをやりくりし、育てながら今の位置まできた。長年低迷していたが、使い続けていた選手が育ち、外国人とベテラン、新人がうまく機能している。
 
長期的に見れば、チームには必ず「結果よりも育成」という期間が必要不可欠なのである。もし常に結果を求め続けるならば、即戦力の選手を他球団からFAで獲得しなければならない。“育成をしながら結果も出す”ことが出来れば文句は無いが、環境整備などそれもまた資金が必要になる。
 
現在圧倒的な戦力を持つソフトバンクホークスも、うまく若手が育っているとは言え、このままレギュラー陣を脅かす存在が出てこないとなれば、将来的に現在の中日と同じ悩みを抱えることになるだろう。その時に取り得るべき策は、即戦力を取って結果を出すか、結果よりも育成を重視するかの二択だ。
 

【次のページ】その上で谷繁監督の解任は気の毒

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