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女性の社会進出を促進するには、社会が持つ女性へのイメージ改革が必要では

「男は強い生き物で、女は弱い生き物」━━。この普遍的な印象が女性進出の足かせになっているのではないか。私はそう思えて仕方ない。

 

もちろん昔に比べればはるかに女性が活躍する社会になった。未だに女性が働く上で多くの課題が山積するものの、社会が進むにつれて女性の活躍するシーンは増えてきている。それでも女性の政治参加は少なく、会社の管理職では女性の活躍は少ないというのが現状だ。

 

寿退社や産休によるブランクや待遇などが女性進出を阻んでいるとよく言われているが、私は「女性への印象」も大きな阻害要因になっていると考えている。それは子どものころから求められる男女差の問題と言ってもいいかもしれない。

 

そもそも人間の印象やイメージは恐ろしいものだ。実態とはまったくかけ離れていても、印象やイメージによって決めつけてしまうのである。だから何事にも「印象」を気にして生きていかなければならない。では一般的に言われている女性への印象はと言うと、冒頭に述べた「弱いもの」であったり、「守ってあげるべきもの」と言ったところか。私も小学生のころにクラスメイトの女の子を泣かせてしまい、「どうして泣いているのか」と事情を聞かれるより先に周囲から冷ややかな視線を浴びたものだ。

 

一方、小さいころから男性に求められるものはいわゆる男らしさ。「決断力」「責任感」「公平性」「器の大きさ」などである。こうしたものは「男の子なんだから」と言われてどことなく求められ続け、男性自身もそんな人間になりたい。かっこいいと憧れを抱きやすい。男性として生きていくうえで評価されるのもこうした項目だ。それは管理職や上に立つ人間に求められるスキルでもあり、自然と培われやすい(必ず培われるわけではない)土壌が存在する。

 

「守られるべきもの」である女の子はあまり求められることはない。”女々しい”なんて言葉は女性にとっては屈辱なのではないかといつも思うのだが、男が器の小ささを批判されるときにも使われる。その点から見ても女性への印象というのは「弱いもの」「守られるべきもの」であって、上司への信頼となるスキル「守ってもらえる」「頼り甲斐があるもの」からはかけ離れてしまっているのだ。なかには「弱いもの」であるイメージを都合よく利用する女性もいて、そうした印象から上司としての信頼は男性が優位になってしまうのも自然な現象と言える。

 

もちろんこれは印象の話であって、実態はそうではないだろう。だが「印象」「イメージ」というのは想像以上に強い力を持っていて、幼いころから女性にも「弱いものは男女問わず守ってあげなければならない」と性差なく平等に教えていれば、印象=信頼も大きく変化するのではないだろうか。女性蔑視と受け取られかねないかもしれないが、要はそうした土壌を作れば女性の社会進出にもいい影響があるのでは?という話なのである。

 

守ってもらう立場から守る立場へ。幼い頃からの意識改革が可能であれば、女性の社会進出に大きな弾みになるに違いない。


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