好きなことを好きなだけ表現する

個人ニュース、コラム、写真などコンテンツ豊富なオピニオンサイト

2019年01月23日(木)
女性専用車両のトラブル、男性専用車両の導入実験をすべきだ

東京メトロ千代田線やJR京浜東北線で女性専用車両に男性数人が乗車し、同車両を「男性差別だ」と主張し乗り合わせた女性客とトラブルになった。

 

この騒動に対して世間では「ちっちぇえ男」だの「こんな男いるんだな」と男性側を批判する声で溢れているようだ。このような批判はなんとも感情的、主観的過ぎて筆者はあまり好みではない。女性の権利を主張するのが許されるなら、男性の主張する権利も許されてしかるべきだ。ただ今回の男性たちが悪かった点は、無関係の人間を巻き込んでしまい電車を遅延させてしまったこと、この一点に尽きる。

 

「女性専用車両」と銘打っているが、実際には男性に協力をお願いする「任意」のもとで成り立っており、本来の言葉の意味合いからすれば「女性優先車両」に近い。法的にも男性が排除される根拠はないというのが一般的な見解であり、鉄道会社もそのように表明している。その点からすれば男性たちの言い分は理解できるし、女性客が「降りろ」と声高に、威圧的にコールするほうが違和感を覚える。男性を強制的に降ろす法的根拠がないからだ。このような形で男性が降ろされてしまうなら「強制ではない」「任意」「協力」ってなんなんだろうということを考えなければならなくなる。理屈として男性が降ろされるというのは「理不尽」な形になっていることは誰もが理解できるはずだ。

 

一方で、筆者個人的には女性専用車両はあるべきだと思っている。痴漢から女性を保護するという目的は鉄道会社にしても、女性にしても切実な願いであろうし、その趣旨は理解できる。専用車両によって根本的に痴漢被害をなくすことは出来ないものの、男性がいない車両の安心感は、被害にあった女性にとっては必要不可欠なものであろう。極端な話、男性が強制的に降ろされる法的根拠がないからといって、専用車両に7割の男性が車両に入ってしまえば専用車両本来の「安心感」は無意味なものになってしまうのも事実である。

 

それならば男性専用車両を設け、強制的に異性を排除できるようにすればよい。最もシンプルで、明解だ。男性専用車両を導入すべき理由もある。昨今、痴漢冤罪も大きな社会問題になっており、「この人痴漢です」と証言されてしまえば男性が無罪を主張するのは「悪魔の証明」になってしまう。男性の人生を左右する重大な問題だ。冤罪被害に巻き込まれないように神経をとがらせ、両手を上にあげて通勤する者までいる。筆者自身も電車に乗るときはできる限り女性の近くに立たないようにしたり、近くに女性が来た場合はその女性に背を向けるなど工夫して乗っていたりする。こうした問題が存在する以上は男性も安心して乗車できる車両があっても良い。しかし鉄道会社は男性専用車両を導入しようとしない。「男性保護」の視点を軽視している思われても仕方ない。男性専用、女性専用と2つの車両を連結させれば性差別問題も解消され、男性が過剰な寛大さを当然のように求められることもなくなる。記事冒頭のようなトラブルが頻発するなら、本格的に男性専用車両の導入を鉄道会社は検討するべきだ。

 

そして男性専用車両導入後は、「強制性はない」「任意」「協力」という実質的に真逆の状況になっていることを適正にする。法規制を行って本来の意味での「専用車両」にしてしまえば良い。強制的に女性専用車両に乗車する男性客、男性専用車両に乗車する女性客を強制的に降車させることができるようにすれば、「ごまかし」もなくなるからだ。トイレや公衆浴場の男女別のような感覚であれば、どちらかが不便を強いられることも、嫌な目をすることもない。ただ、はっきりと男女別になってしまうことでLGBTなどの性的マイノリティにとっては悩ましい問題が増えてしまうかもしれないが。

 

朝日新聞が運営するサイトwithnewsが2015年10月13日に掲載した記事では、「男性専用車両はむさ苦しくて、乗りたくない人が多いのでは」、「痴漢に間違われるのはまれなケース。男性専用車両を求める声は多い状況にない」という鉄道会社の社員の声を紹介している。(男性専用車両、なぜないの? 女性専用82路線、男性「ゼロ」の理由|withnews)だが、男性専用車両導入賛成の声はそこまで少なくないのではないか。調査会社マクロミルが2017年6月27日に公表した調査結果では男性の約65%が賛成、女性の約74%が賛成している。(通勤・通学電車事情。男性専用車両や痴漢冤罪保険、どう思う?1都3県で調査!|ホノテ)鉄道各社は一度実験的に男性専用車両を通勤時に設置してみればよい。

 

そこで利用率や、利用者の声を勘案して男性専用車両を導入するか、各鉄道事業者が判断すればよい。まずは実験的でも良いので男性専用車両を設ける。それだけでもやってみる価値はあるはずだ。


  

FavoriteLoadingこの記事をクリップリストに追加する 
SHIGEFIKA会員ログイン




パスワードを忘れた
新規登録
SHIGEFIKA会員とは
週間人気記事ランキング
最新記事
更新情報/Twitter
常論新聞
編集部からのお知らせ