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韓国デマサイト閉鎖、どのようにデマを見極めるか

 

悪質な虚偽ニュースを流していたウェブサイト「大韓民国民間報道」が閉鎖された。事の発端は17日に同サイトが掲載した<韓国、ソウル市日本人女児強姦事件に判決 一転無罪へ>という記事。短文投稿サイト「ツイッター」などで拡散され、ネット上で大きな話題となった。しかし25日、アメリカ系オンラインメディアの日本語版「バズフィード・ジャパン」が<大量拡散の「韓国人による日本人女児強姦」はデマニュースか サイトは間違いだらけ>という記事を配信し、虚偽ニュースであることが明らかになった。27日現在、大韓民国民間報道はアクセスできない状態になっている。

 

昨年末、韓国の市民団体が大使館前に慰安婦像設置し、日本政府はその対抗措置として駐韓大使を帰国させるなど日韓関係は緊迫している。そのニュースを受けてネット上では以前に増して「嫌韓」という雰囲気が蔓延しており、韓国に関する記事やキーワード検索を行うと罵詈雑言が飛び交っている。

 

そこに現れた「韓国の虚偽ニュースサイト」。誤報ではなく虚偽報道を行うことで、嫌韓ムードが進むネットユーザーを飛びつかせ、アクセスを稼ぐ手法を展開した。「信じがたいものは疑い、信じたいものは素直に受け取る」という人間の性を逆手に取った手法で悪質極まりない。だが、今回の事件が明るみに出たことで「記事そのものを疑ってかかる」という読者やネットユーザーとしてあるべき基本姿勢が、多くの人に共有されるのではないかと考えている。

 

これまで暮らしてきたなかで、「問題が起こらなければ気がつかない」ことが多々あった。大きな話になるが人間は愚かであり、何事も問題が発覚したあとに修正を加えていく。これを繰り返し行うことで、少しずつ完璧に近づいていくのだ。常に後手後手の対応しかできない。それが人間社会である。今回のデマサイト問題も不純な動機であり、許しがたいことではあるが、ネットニュースだろうが、大手新聞社が書いた記事であろうが、例え自分の嫌いな相手に都合が悪くメシウマなニュースであろうが、「どんな記事を疑ってかかる」、「すぐに鵜呑みにしない」ということが学べるのである。

 

新聞社やテレビなどのマスメディアは、「WELQ」の問題を「インターネットメディア」の問題にしていたが、読者が記事について疑ってかかることは媒体の問題ではなく、当たり前なのだ。私が書いた記事を含めて、発信する側の記事をまずは「疑う」。すぐに信じてしまうのは、これからの時代に決してそぐわない。まず情報を入手したら、その他の情報機関が同じ情報を出しているのかをまず調べる。多くのメディアが同じ情報を出せば出すほど、信ぴょう性は高まる。一般人として出来る範囲では、それだけでもだいぶ変わってくるだろう。一方で「スクープ記事」というのは飛ばし記事の可能性もあり、一社しか報じていない場合は信じるべきではなく、後追い報道などで出てくる2次3次の情報を待つべきだ。発信する側には「速報さ」という重要さが存在しても、受け取る側が最も大事なのは「正確さ」であることは忘れてはいけない。

 

我々国民はなんでも白黒をつけたがるものだが、「疑っておく期間」を持つべきなのだ。いわゆるグレーの段階を維持すること。これは本当かどうかが怪しいために、論評することを避け、次の情報が出てくるまで持っておく、もしくは自分なりに調べるということだ。誰でも発信できる時代になったことで、虚偽サイトが簡単に作れるようになった。大手マスコミですら真実を追求することはできない。めんどくさい作業になるものの、今後は受け手側がニュースを捌く時代なのである。


  

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