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自説|他者からの評価を絶対視すべきではない 自分基準の自己評価を行う習慣を

 

評価されることは、仕事をする上でとても重要であり、生きていく上で避けては通れない。多くの人から評価されるには、それなりの努力をしなければならないし、それなりの我慢も必要とされる。私生活においても、友人や恋人に対して自身の人間性を評価されたり、反対に相手の人間性を評価したりするなどして人間同士関係性を築いている。SNSなどの普及から承認欲求という言葉がよく使われるようになったが、人間としては誰もが持つ基本的な欲求であり、ネガティブな意味で捉えられる「承認欲求の強い人」というのは、単にこれまで他者から認められることが少なかった、そういう機会に恵まれなかった人間の自然的な行為だと私は考える。

 

大多数の人間から存在を認められれば、当然幸福感も得られるが、世の中の誰からも自身存在を認められないとなれば当然幸福感は得られない。多くの人々の幸福は他者からの評価に依存しているのだ。それは社会的なシステムにも組み込まれており、ただ努力するしか方法はない。だから「努力」・「成長」という言葉は、何よりも人々から受け入れられるし、その言葉を使えばグーの根も出ない正論になる。

 

しかし、世の中には残酷にも「認められやすい人間」と「認められにくい人間」で分かれてしまう。その理由は容姿・性格・価値観など様々な要因があるが、ほんの少し努力すれば認められてしまう不思議な魅力を持つ人間がいれば、それ以上に努力しても認められない人間もいる。それは厳然とした事実であり、この格差について、多くの人は「どうしようもない」と臭いものには蓋をするように、後者の人間に対してより一層の努力を促すだけなのである。

 

しかし、他者評価に依存している以上、その格差を見過ごすわけにはいかない。では幸福になりにくい人間は、より一層の努力をするほか手はないのか。それが受け入れられずに、絶望する人間がいることもまた自然であり、そんな人間たちを救う方法をもっと真剣に考えなければならないはずだ。私は基本的にどんな人間でも幸福になるべきだと思うし、人間の最大目標は自身の幸福を追求することであると思っている。

 

認められやすい人間は、他人からの評価が得られて幸せを感じているのだからそれでいい。では認められていない、認められにくい人間たちが幸福感を少しでも得られるにはどうすればいいのか。それは他者からの評価を絶対視するのはやめ、自分基準を設定し、そこから自己評価を行うことだ。

 

わかりやすく学校のテストで例をあげてみよう。例えば数学のテストの点数が40点だったとする。そこで社会的な評価としては「数学ができない子」「頭があまりよくない子」と一般的に評価されるだろう。しかし、ここでまず自分基準を設定し自己評価する。前回の数学が10点で私は数学が苦手なタイプだった。(=設定)しかし、前回のテストより30点アップして40点になった。(=評価)という具合だ。

 

もしここで「他者評価」を絶対視していると、自分は落ちこぼれであり、頭がよくなく期待できないなどとレッテルが貼られたように感じてしまう。それはやる気も幸福度も下げてしまう。それで「負けん気」があって、努力するという人間は素晴らしく問題ないが、そうでない人間もいる。気持ちが折れてしまった人間は考え方を変え、自分基準の自分評価をしてほしい。

 

それは他者や社会から評価というのはあなたの「今」しか評価していない点に、不備があるからだ。過去や未来、自分自身の資質・性格などを踏まえた評価は自分にしかできない。今の世の中はみんなが「ある一定のプロフェッショナル」であること、「聖人君子」であることを望みすぎているため、そこの境地に達した人間しか評価されないのだ。しかし、発展途上の人間に対してもっと評価すれば、さらに自分がきちんと評価してあげれば、この世に生きている存在意義が少しはうまれてくるのである。

 

私は残念ながら24年の歳月では成熟した人間になることはできなかった。成熟した人間というのを社会に認められる人間に置き換えても良いだろう。しかし、そういう人間も一定数現れる社会で、社会の役に立っていない、お荷物になると自覚していても、私は少しでもステップアップしていけばいいと思っている。それではプロフェッショナル性がない、甘えすぎだという声も承知しているが、私はそこに生きやすさを感じているので、それで良いのだ。同じように落ちこぼれであったり、ニートであったり、誰からも認められていないと悩む人間たちよ、きちんと自分自身は基準からなにもかも自分を認めてあげようじゃないか。


  

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