配信:寄稿 2016年4月15日 22時36分配信 | カテゴリ:寄稿
私が住むノルウェーは4月といえども気温は10度以下。
季節の変わり目に体調を崩す人も多い様子。
私もその一人、溜まった疲労も手伝って最近ひどい風邪をひきました。
もともと私は喉が弱く、風邪をひくと扁桃腺がすぐやられて血痰がでます。
そのうえこちらは空気が乾燥しているからマスクがないとかなり辛いです。
風邪の症状が治まっても喉の痛みだけしつこく続いて気分まで塞ぎ込みがち…。
ですから保湿しないと大変!じゃマスクすればってなりますよね。
ところがノルウェーでマスクして歩くのはとても変らしいです。
顔を覆うと犯罪者だと疑われると注意を受けまして、仕方なく家の中でだけマスクをつけています。
風邪の治し方も日本とノルウェーは違いました。
日本にいたときは風邪をひけば必ず病院にいって抗生物質をもらっていました。
こちらの病院では口の粘膜と血液を検査されて陰性だったので
「市販の痛み止め兼解熱剤(風邪にもいいそう)と水分をこまめに摂取して安静にすること。」だけ言われました。薬の処方なし。
インフルエンザでもこんな感じだそうです。感染した知り合いは医者にいかずポテチとコーラで過ごしたそう。
でもこれが普通なんですって。インフルや風邪は仕事、学校を休み己の免疫力のみで治す・・・。一身 以テ 風病ヲ 誅ス です。
そのおかげで風邪をひきにくくなると言われます。
風邪をひいても自己責任に非ずという考えが普遍的なノルウェー。でも予防はちゃんとしていきたいですね。
私の予防の仕方ですが、汗かいたらすぐにシャワーにはいること、寝るときは首や肩を温めることぐらいです。
そして風邪の前兆がでたときに飲むと効果的なドリンクがあります。ノルウェーの薬局で売られていますがそれが手放せません。
よくみると日本の大手製薬会社の名が・・・私はこんなところでも日本の会社に助けられているのかと謎の感動。
でもそれ薬じゃなくて免疫力を高めるビタミンC入りのハーブティーなのです。
ちゃんとした風邪薬ってないんですね。でも免疫を補助してくれる薬があるとひと安心。
読者さまもお身体にはお気をつけてご自愛ください。
ではこのへんで、Vi ses! (またね!)
——この記事はHanayo様より寄稿して頂きました。

