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ニートが2週間生活して感じたノルウェーの幸福度が高い理由

私はニートになってから、日本という国に疑問を抱かざるをえなかった。自殺者が毎年3万人を超え、現在も減ってきたとは言え2万人以上が毎年自ら命を絶つ。15歳から39歳までの死因1位が自殺だという国を、どこかおかしいと私たちは本気で考えなければならないはずだ。私たちは経済大国と呼ばれ、GDP世界第三位の国に住んでいる。G8にも入り先進国と呼ばれる国に成長した。それを多くの国民は誇りに思っており、私も世界に誇れるものだと思う。だが、経済は豊かでも人間的に豊かだとは到底言い難い。

 

私が疑問を感じていた日本の現在の在り方は、幸福な国の生活や価値観、文化に触れることで確信に変わった。言葉きつく言えば、日本は経済的先進国だが、社会的後進国である。義兄に現在の幸せを点数につけてみたら何点ですか?と質問してみたところ「98点」という答えが返ってきた。自らの人生の幸福度をここまで高く採点出来るとは、少なくとも私の周囲の人間にはいないだろう。多くの国民が充実した仕事を送っているだろうと答える義兄の住む国を、私は羨ましく感じざるをえなかった。

 

「社会のせいにするな」とも言われるかもしれないが、人間は生きたいと願うからこそ社会に文句を言い続けるのである。文句を言わせようとしない。日本の社会に文句を言うと、「嫌だったら日本から出て行け」と全て自己責任で片付けようとする姿勢そのものが、この社会の根深さであり、社会的後進国であり続ける一因にように思う。

 

生活していた中で、義兄がふと言った言葉がとても印象的に残っているのだが、「彼が幸せなら、それでいいんじゃない?」という言葉を、まず日本人は徹底してもらいたい。人からズレていることも、人が好きでやっていることも、私たち日本人はバカにし、時には晒す。まるで自分たちは完璧な人間であるかのように、他人を非難しあう。なんて生きにくい世の中なのだろうか。本人が良ければそれで良いじゃないかということにまで口を出し、醜い者同士で噂し合う。「彼が幸せなら、それでいいんじゃない?」という義兄の言葉を多くの人が共有出来た社会ならば、どれだけ住みやすい社会になるだろうか。

 

報道も、ネット社会も、現実社会も、すべての日本社会を根本的な面から変えなければ、この国の幸福度があがることはないだろう。私たちは幸福度が感じにくい経済的豊かさを持ち、将来の子どもたちに残し続けてしまっている。私がニートだから幸せじゃないだけだろうと言う人もいるだろうが、是非その人に聞いてみたい。あなたは今の社会で心の底から幸せだと言えるのかと。


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