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自説|沖縄米軍属逮捕、最悪の凶行を基地問題につなげるな

最悪の結末だ。沖縄県うるま市の女性会社員(20)が行方不明になっていた事件で、沖縄県警は米軍属の32歳の男を死体遺棄の疑いで逮捕した。被疑者は強姦・殺害をほのめかす供述をしているという。事実なら、こんなに痛ましいことはない。

 

被害者や遺族の立場になって考えると、掛ける言葉も見つからない。沖縄県民・日本国民の怒りも最もで、被疑者の男が真犯人ならば日本の法令によって厳正に処してもらいたい。

 

その一方で基地問題にまで発展しているようだが、心苦しくもそれは違うと言わなければならない。「基地さえなければ」という心情も理解できるが事件と基地問題は別問題だ。被疑者が米軍関係者であったというだけであり、基地の有無を問わず事件を犯した真犯人に怒りをぶつけなければならない。米軍だから事件が起きたのではなく、真犯人によって起こってはならない事件が引き起こされたと考えるべきだ。

 

個人が起こした犯罪を在日米軍全体への印象にすり替えてしまうのは、差別を誘発してしまう素因になりかねない。無論、在日米軍は再発防止策を直ちに考案しなければならないが、組織が個人の心理・行動を制御するには限界がある。沖縄に限らずどこの地域でも、自分の身は自分で守る必要性を地域全体として共有する他ないのではないか。そして地域としても県警や自警団が連携し、パトロール強化など犯罪をさせない抑止力の強化に努めてほしい。

 

米軍基地があるから犯罪が起きるのだと考えるか、どうして犯罪が起きるのかと考えるかでは、真相究明や対策の講じ方がまるで変わってしまう。県民の怒りは最もだが、冷静な議論を求めたい。


  

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