好きなことを好きなだけ表現する

個人ニュース、コラム、写真などコンテンツ豊富なオピニオンサイト

ノルウェーの新聞3紙を比較
vg_aften

先月、ノルウェーに行った際に図書館に立ち寄った。ノルウェー語が分からない私は本ではなく、義兄に頼んで新聞コーナーに連れて行ってもらった。ノルウェー全国紙の大きさはブランケット判(日本の一般的な新聞の大きさ)か、タブロイド紙(ブランケット判の半分)なのか、どんな紙面なのか渡諾する前から気になっていた。

 

今回私が手にしたのはノルウェーの全国紙「Aftenposten(アフテンポステン)」と「VG(ヴェルデンス・ガング)」の2紙である。この2紙は購読者数の1位・2位を争う人気の新聞社だ。手に取ったところ、どちらもページがめくりやすいタブロイド判。ブランケット判の新聞は見かけなかった。

 

しかし、新聞の紙面はまるで違う。硬派な全国紙のアフテンポステンに対し、VGはゴシップやスポーツや身近なネタのニュースまで軟派な紙面。1面を見ただけでも、違いは明らかだ。「VG」ではブロガーが対談していたり、とあるノルウェーの肉料理につかう羊肉は何が良いかなど、日本の新聞社ではまず掲載されないニュースが掲載されている。

 

義兄によるとアフテンポステンより、VGのほうが近頃人気が出てきたという。確かにバラエティに富んでいて、次の日にどんな紙面が載っているか想像できない新聞だから、より購読意欲を沸かせるのかもしれない。硬派な新聞は大体検討がついてしまう。

 

2紙を見ていると、2面に渡って1つの記事を掲載している記事が多いことが気になった。日本でもたまに見かけるが、よほどの大きな事件の時くらいだ。タブロイド紙という大きさの問題なのか、日本と違って横に文章が連なるからなのかは分からないが印象に残った。

 

20160810_175134_72220160810_174341_322

<写真:(左)ブロガーの対談記事 (右)強姦被害を受けた女性が「無罪判決」に不服として、Facebookで無罪判決となった被告人の名前を暴露しデモに発展>

 

img_20160810_171107

兄に連れて行ってもらったオスロ市内にある本社には、なんと2つの新聞が同じビルに入居しているというではないか。確か沖縄では、沖縄タイムスの本社に朝日新聞と共同通信が入っていると聞いたことあるし、そういうものなのか。と思っていたが、なんとこの2紙は同じ会社が発行しているという。シブステッド(Schibsted)社である。

 

朝日新聞社系と言われる日刊スポーツ、読売新聞社系といわれるスポーツ報知、毎日新聞社系といわれるスポーツニッポン、そして産經新聞が発行するサンケイスポーツを考えると、特別に不思議なことではないが、同じ会社が発行する新聞が部数を争うというのはおもしろい。
 

【次のページ】ノルウェーの地方紙とこれからのメディア

1 2

  

FavoriteLoadingこの記事をクリップリストに追加する 
SHIGEFIKA会員ログイン




パスワードを忘れた
新規登録
SHIGEFIKA会員とは
週間人気記事ランキング
最新記事
更新情報/Twitter
常論新聞
編集部からのお知らせ