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<都民ファ2都議離党>希望の党、このままでは安倍政権の受け皿になれない

(写真:希望の党公式サイト)

 

5日、都民ファーストの会の設立メンバー音喜多駿、上田令子両都議が同会に離党届を提出した。両都議は小池氏の都政運営を「ブラックボックスそのものだ」と批判。小池氏の足下がぐらついている印象を有権者に与えることになった。

 

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安倍政権に代わる保守政党として期待される「希望の党」だが、離党した2人の造反理由は見過ごせるものではない。離党した理由として「代表人事が密室で3人の役員だけで決められた」「メディアに出ることを事実上禁じられ、議員個人の自由な意見を述べることが出来なかった」「小島敏郎都氏が都顧問を辞め、都民ファーストの会の政務調査会事務総長に就任したが、どのような契約か説明もない」などが挙げられた。事実であれば、姉妹政党である「希望の党」にも疑念の目を向けられる。

 

安倍政権の「南スーダン日報問題」や「森友・加計学園問題」への疑念は、未だ払拭されたわけではない。一時は支持率が3割を切り、不支持が5割近くに達する「危険水域」にまでなった。現在は北朝鮮への対応で支持が4割近くに回復しているが、森友学園の土地の値引き問題にしても、未だ理由は釈然としない。政府が国民に正直に話さないことは過去の歴史をみても恐ろしいことだ。様々な面で「説明が不十分」と有権者が感じる政府の対応は大きな問題だ。

 

そんな安倍自民党に対する保守層の受け皿となるべき政党が「希望の党」であるはずだった。6日に衆院選の公約を発表し、その中の12のゼロのなかに「隠蔽ゼロ」とあった。しかし、離党した2人の話が事実だとすると「希望の党の最大の売り」になるはずの国民に正直で話す政党にはなりうるのかは疑問だ。今回の問題は姉妹政党の問題であったとしても、有権者から見て「小池百合子の党」という印象は両党に共通している。小池氏が2人の都議の訴えを放置していては、希望の党にも「ブラックボックスな体質なのではないか」という印象がつくことは間違いない。

 

そうなれば「安倍自民党」と何が違うのか。ブラックボックスな政党と印象がつけば「新しく出来たばかりの実績のない、他党の寄せ集め政党よりは自民党のほうがマシではないか」という声が保守層から広がってしまう。希望の党の最大のアピールポイントは、保守政党で、新しい風を吹かせる、国民に正直に説明責任を果たしてくれる政党であるはずだ。もしブラックボックス体質だと存在意義すら疑われても仕方ない。「都議2人が離党しただけ」と安易に考えていれば、足をすくわれることになる。

 

小池氏は2人がブラックボックスだと批判したことについて「考え方の相違」と簡単にコメントしていたが、それだけで良いのか。異論があるならしっかりと説明するなり、問題があったと認めるならば改善策を発表したほうが良いのではないか。選挙は有権者への印象で大きく左右される。自民党最大のウィークポイントであり、希望の党の最もアピールポイントとすべき点を潰してしまっては、せっかく新しく作り出した風が逆風に吹きかねない。


  

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