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<立憲民主党結成>有権者に分かりやすい3極化は良いことだ

写真:立憲民主党公式ツイッター

 

民進党の枝野幸男代表代行が「立憲民主党」の結成を表明した。枝野氏は会見で「これまで民主党から民進党へ積み上げてきた理念と政策の方向性をブラッシュアップしながら、国民の皆さんの声を受け止める」と述べ、希望の党が排除するという民進党リベラル系議員の受け皿になる。これで次の総選挙は「自民・公明」「希望・維新」「立憲民主・野党」の3極化が鮮明になった形だ。

 

【関連記事】枝野氏が新党「立憲民主党」結成を表明 リベラル系議員の受け皿に

 

前回の記事(<衆院解散>増税に伴う使途変更よりも憲法改正が焦点だ)で筆者は「改憲反対派の議員は新党を結成するべきだ」と記したが、枝野氏が立憲民主党を結成したことで期せずしてその通りになった。「国会議員にならなければ元も子もない」という考えも理解できるが、自ら訴える政策と違う政党に入って活動するよりは、しっかりと自分の政策に近い政党に入って活動するほうが望ましい。政党内で内輪揉めになれば結局は有権者が離れるからだ。

 

枝野氏本人も分かっているだろうが、ただ受け皿になるだけではいけない。なぜ民進党は事実上解党する形となったか。それは民進党が有権者から支持されなかったからに他ならない。立憲民主党を結成し、旧民進党議員を集めたとしても同じ二の舞になることは目に見えている。これまで自ら訴えてきた政策を実現するために、新党を作ったことは多くの有権者からも評価されるだろうが、「過去の民進党」とは異なる姿を見せなければならない。これまで国会議員の多く(民進党以外にも)が行ってきたレッテル貼りをして敵対する相手を批判するなどとは、小学生でもできることだ。

 

これまでは対立する勢力や人間へのイメージダウンを狙いすぎだった。ある意味それも野党の役割なのかもしれないが、これから立憲民主党や反安倍勢力が再浮上できるかは、論戦でいかに有権者を納得させることができるかに掛かっている。民進党の政策を継承しても、民進党体質は継承してはならない。民進党議員らが相次いで合流し、これまでの体質を脱却できるかは党首になると言われている枝野氏の手腕が問われる。

 

今回新たに立憲民主党が結成され、3極化したことは有権者にとっても自らの立ち位置を選択しやすくなったのではないか。これまでの政権運営の在り方を含めて自公政権を評価する勢力、保守系の考え方を持つが自公政権の政権運営を支持できない勢力、リベラル系勢力とはっきりと分かれた。ただ「憲法改正勢力」となれば「自民・公明」と「希望・維新」が協力する可能性が高く、憲法改正は最終的に「国民投票」で決まるものの、有権者はしっかりと憲法改正の是非を見据えて投票すべきだろう。

 

「大義なき解散」であることは間違いないが、この分かりやすい3極化によって各党それぞれの政策やこれまでの政治への姿勢に対し、有権者がどのような判断をするか楽しみな選挙戦だ。


  

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