大阪市営地下鉄が民営化、条例案可決 公営地下鉄の民営化は全国初
配信:常論新聞WEB 2017年3月28日 20時42分配信 | カテゴリ:地域・教育, 社会・経済, 鉄道
大阪市議会は28日、市が地下鉄の民営化を目指して提案していた地下鉄事業の廃止などの関連3議案を賛成多数で可決した。これにより早ければ18年4月より全国ではじめて公営地下鉄の民営化が実現することになる。
地下鉄の民営化をめぐっては橋下徹前大阪市長が市議会に2度にわたって公営事業廃止議案を提出したが、いずれも否決。しかし、当初は反対していた自民党大阪市議団が昨年9月に賛成条件として完全民営化ではなく公的な関与の継続など12項目を提示し、吉村洋文大阪市長がこのうち11項目を受け入れると表明。これを受けて自民党が賛成にまわり、昨年12月の民営化の具体的な仕組みをを定めた基本方針案が議会で可決されていた。
民営化が可決されたことを受けて、橋下氏は自身のツイッターで「吉村市長の大偉業。議会と粘り強く協議して、さらに国との交渉で交付税継続も獲得。これは凄過ぎる。僕にはとてもじゃないけどできない。これで大阪がさらに前進。吉村市長で良かった」と後任の市長を称賛した。

