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2019年01月23日(木)
三浦九段、復帰戦で羽生三冠に敗れる 解説の中村修九段「三浦さんのことを信用していなかったのは悔やんだ」と謝罪

生放送中に謝罪した中村修九段=将棋連盟公式サイトより

将棋ソフトを不正に使用した疑いで出場停止処分を受け、後に第三者委員会から不正の証拠がないと認められた三浦弘行九段(42)が13日、東京・将棋会館で行われた復帰戦に臨んだ。対局は竜王戦予選の一回戦で、先手の羽生善治三冠(46)が131手で勝利した。三浦九段は自身の誕生日と約4ヶ月ぶりとなった復帰戦を勝利で飾ることができなかった。また、同対局をインターネット放送で解説した中村修九段が番組中に騒動を謝罪する一幕があった。

 

対局は午前10時に開始され先手番の羽生三冠は初手7六歩をすぐに指したが、三浦九段は2分以上考えた末に8四歩を指した。お互い5時間の持ち時間を使い切り、対局時間は12時間を超える大熱戦となった。

 

対局を中継していたインターネット放送「ニコニコ生放送」の番組内では、解説を務めていた中村修九段が「まずファンの皆様にお話しなければならないんですけど」と切り出し、「今回の騒動は三浦さんにとって本当に苦しい形にさせてしまった。私個人としては棋士会の副会長をさせていただいていますが、棋士会として何もできなかったことを悔やんでします」と話し、「三浦さん、そして三浦さんのご家族の方、三浦さんに近い関係者の方に申し訳なかったと思っています」と謝罪した。

 

また騒動を聞いて「正直言って三浦さんがまさかと思ったけど、ひょっとしたら魔が差してしまったんじゃないかと思ってしまいました」と当時の心境を正直に吐露。その理由として「私も20年くらい前に関西で対局していて、対局中読んでて分からない変化の時に『そういえば部屋に将棋の本を持ってきたな』『変化が載っていたな』と思い出したんです。対局室からすぐ近くの部屋に泊まっていたんですけど、当時対局中に部屋に戻っても何も言われないわけで、戻りたいと思った瞬間がありましてね。自分自身そういう経験がありましたので、本当に申し訳ないと思うんですけど、今回の説明を受ける中で三浦さんのことを信用していなかったのは本当に悔やみました」と説明した。

 

最後に将棋の普及に力を入れている人に対し「将棋界に言いたいことはたくさんあるけど、いわずに我慢して将棋の指導や普及に一生懸命にやっていただいている方に本当に申し訳ない気持ちです」「棋士にも尊敬できる方はたくさんいるんですけど、私のように未熟な人間も正直言ってたくさんいます。ただ将棋というゲームはすばらしいゲームですので、是非ともそのことだけはこれからも指導その他で普及の方をがんばっていただければと思います。今回は本当に申し訳ありませんでした」と言葉を選びながら話した。

 

日本将棋連盟は昨年10月、スマートフォンなどによる不正の疑いがあるとして三浦弘行九段を公式戦出場停止処分にした。これに対し三浦九段は一貫して不正を否定していた。昨年末に第三者委員会が「電子機器を使用していた形跡、離席の事実がなかった」などとして、不正の証拠はないと発表。これを受け日本将棋連盟の谷川浩司会長が出場停止処分をしたことに「大きな責任を感じている」として会長を辞任した。


  

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