【引きこもりニートが工事の仕事する日記②】仕事して6日目、ようやく師匠から褒められる

工事の仕事をはじめて2週目が終わりました。工事は順調に進んでいます。仕事終わりに定食屋のテレビで、山梨県の女児不明事件のニュースを見ながら、無事に見つかることを祈る日々が続いております。

 

高校の大先輩の新規さん

 

水曜日から新規の作業員が加わりました。かなり年上の方なんですが、笑顔がかわいらしい方でした。工事現場では作業員同士のコミュニケーションが重要で、コミュニケーションがうまく図れないと大変な作業がやり直しになったり、重大なミスに繋がったり、最悪事故を起こす危険性もあります。相手に伝わらなければ指を切断したりとか、何百キロの重いものに体の一部が挟まれてしまうなどの危険な仕事が実際ありました。チームワークが何よりも重要視される仕事だからか、気づくと工事現場の作業員の方々はみなさんコミュニケーション能力が高め。

 

この新規さんもやはり話しやすい方でした。今行なっている工事作業は未経験ということで、師匠から厳しい指導を受けている場面もありましたが、初日から作業の要領をあっという間につかみ、午後には労働して6日目になる私よりもはるかに戦力になっていました。「この歳になるとナイーブさなんてなくなるんよ」と笑いながら、師匠の厳しい指導を良い意味で右に受け流し、私が心配になるほど動く・動く・動く。自分の方がはるかに若いのに体力でも負けてしまう。情けないと思うと同時に、新規さんめっちゃリスペクト。

 

新規さんとは協力して作業する場面が多く、準備待ち中の時間に話しかけてみることに。すると、高校の大先輩であることが判明(以下、新規さんは大先輩と呼びます)。野球の話をしたり、地元の話をしたり、作業の合間にふと笑いあえるのって、ちょっとした癒しの時間でした。大先輩は別の仕事のため、木曜日の夕方に地元に戻るとのこと。「明日、俺いなくなるけど大丈夫か?」と言われ、「じゃあ早く戻ってきてください」と言うと聞こえないフリしてました(笑)。来週またいらっしゃるそうなので、お会いするのが楽しみです。

 

ようやく師匠から褒められる

 

6日目に大先輩がいらっしゃったことで人数が増え、2チームに分かれて作業することが可能となり、一気に作業効率がアップしました。一方で、大先輩が仕事しっかりする分、自分も負けてはいられない状況にもなりました。作業するのは重労働なんですが、戦力にならずにボーっと見るしかない状況がいちばん辛いのです。

 

まだまだ次の作業なにするのか等、わからないことだらけですが、なるべく先を読んで行動するように心がけました。師匠と一緒に作業中、師匠の指示より先に作業を行い始めると、「先を読んで行動できるようになった。それができるようになったら、大したもんや」とお褒めの言葉を頂きました。指示を受けて仕事をやりきって褒められたことはあっても、自分から行動して褒められるのは初めてだったので、素直に嬉しかったです。

 

現場監督に師匠が私の行動のことを報告(?)する場面があり、「日々成長してる。ハグしてやりたいわ」と言うと、すかさず現場監督が「…男でもいけるんですね」と返していたのには笑いました。最初はコツがわからずに、なかなか切れなかったケーブルカッターもスパっと切れるようになったり、テープの扱い方、ニッパー等、だいぶ使い慣れてきたという実感はあります。

 

今週は何度か怒られる機会ありましたけど、ほとんど怒られたという感覚はなく、全般的に笑いのほうが多い現場で楽しかったです。金曜日に作業を終えて、最後に「20kg台」だった握力チェックが行われ、師匠と握手した状態で思いっきり握ると「握力だいぶ強くなった」と言われました。師匠や大先輩に「手だけ見ると女の子みたいな手やな」と今週のはじめの方に言われていたのですが、自分でも少しずつごつごつした手になってきた気がします。

 

父と師匠や現場の人は、自分の成長具合を喜んでくれてるみたいなのでありがたいです。

 

朝7時40分から6時までの工事はさすがにキツい

 

今週は楽しい現場だったのですが、木曜日はめちゃくちゃしんどかった。金曜日には別仕事のため現場監督と、大先輩がいなくなり、師匠と父と私の3人。それまでに出来るところまでやってしまおうということで、夕方6時すぎくらいまで作業しました。

 

これまではだいたい8時間程度だったのですが、10時間越えの工事はさすがにきつかった。現場がちょうど法面になっているので物を取りにのぼったりするだけで一苦労。足の親指に血マメができちゃいました。今週は祝日があったため3日の休みがありましたが、次は2日しか休めません。

 

父とも話していたんですが、5日工事して2日じゃなかなか体の痛みとか疲れ取れなくてしんどい。4日工事して3日休みくらいが体の回復を含めてちょうどいいよねと話していましたが、そううまくはいきません。いかに体の疲労感をなくすか、それが来週から鍵になってくるなと思います。

 

仕事ではなく、新しいことに挑戦しているという気持ち

 

こう言うと社会人の自覚がないと怒られてしまいそうですが、「仕事に行っている」という感覚よりも、自分自身の好奇心や探究心を満たして、新しいことに挑戦しているという感覚です。

 

でも、そのほうが刺激があって仕事を楽しめてる感じがします。ただ単に「お金を稼ぐために仕事をしている」という気持ちだと、ふと「俺なんでこんなことしているんだろう」って思っちゃいそうで、仕事の内容もあんまり追求しにくい。

 

でも、単なるお金を稼ぐための仕事ではなく、新しいことに挑戦しているんだと思うと、新しいことを覚えていくのが楽しい。ちょっとした心の構え方で、仕事って全然変わってくるもんだなと思いました。自分のためになるものならと思うと、新たな経験は自分にとってプラスになるし、精神的にかなり気楽です。変に「仕事だ」と構えていると、プレッシャーやストレスから逃げたくなってしまうもの。

 

自分にとっての新たな挑戦と位置付けることで、「新しいことを覚えていくのが楽しい」→「もっと知りたい・できるようになりたい」→「うまくなっていく」という好循環になっているとおもいます。「仕事だからミスしちゃいけない」→「新しいこと覚えるとミスする可能性が増える」→「新しいこと覚えたくない」→「怖い、逃げたい」みたいな悪循環に陥るのだけは避けたいです。

 

仕事の心の構え方っていうのは、多分人によって違うと思います。あえて「ミスしちゃいけない」と自分を追い込むほうが上手くいくっていう人もいるだろうし。ただ、自分としては前者の考え方があっているようです。こうした好循環ができているのは自分の成長を喜んでくれる、師匠と父の環境があってできることだとはおもいますけど。そう考えるとやっぱり環境って大事で、環境が人を作るって本当だなと実感します。

 

うまいこと、このモチベーションが続いてくれたらいいんですけどね。以上、引きこもりニートが工事の仕事する日記パート2でした。


FavoriteLoadingこの記事をクリップリストに追加する 

衣田 史景

元ローカル新聞社報道部記者見習い。街のイベント、お店などを中心に取材をし、時には市役所、警察など遊軍も経験。学生時代に写真部だった経験を買われ、カメラマンとして先輩記者の取材に同伴することも。現在は引きこもりで、記者を目指しながら、オピニオンサイト「SHIGEFIKA」などを運営。

最近の投稿
カテゴリー
月別アーカイブ
Twitter