陸王は大地(山崎賢人)の成長物語!

いよいよ2017年も最後の日となりました。私としては年の瀬という実感が全くなく、今日が大晦日なんて信じられません。毎年大晦日は紅白歌合戦を見るのが恒例なのですが、今年は「笑い」を求めてガキ使を見たいと思います。そして、日を超えて1時からは「朝まで生テレビ」があるので、ツイッターでいろいろ意見を書き込みながら寝るという計画を立てております。

 

一昨日と昨日はものすごく暇を持て余していたので、今年TBSで大人気だったドラマ「陸王」を1話から10話一気に見ました。大掃除?来年します!(笑)原作が池井戸潤さんで、「半沢直樹」や「下町ロケット」もドラマで見ました(ちなみに下町ロケットはWOWWOW版のほうが好きです)が、やはり面白い。半沢直樹の小説は購入したのですが、陸王の小説もお金に余裕ができれば購入しようかなと検討しています…。

 

大地にものすごく共感!

 

ついに!今夜!感動の最終回! 大地のピースの、その意味は…?放送まであと1時間半♬ #陸王 #最終回 #感動のフィナーレ #山﨑賢人

TBSテレビ 日曜劇場「陸王」公式アカウントさん(@rikuoh.tbs)がシェアした投稿 –

 

陸王は時代遅れ感がある足袋屋が、培ってきた足袋の技術を活かして軽量なランニングシューズを製造するという新事業に挑戦する物語です。そのランニングシューズの開発・製造に、次々と様々な問題が押し寄せ、会社のことでいつも頭を悩ませている社長と社員が時にはぶつかりながら、一緒に乗り越えていく。王道といえば王道ですが、社長やランニングシューズを提供した陸上選手、靴底にピッタリな素材を製造する特許を持つ顧問、大手シューズメーカーで活躍していたシューヒッター、足袋屋を守るために新規事業にとことん反対する専務(経理担当)など…それぞれの登場人物が挫折や苦労を経験し、そこから強い思いを抱いて生きていることがしっかりと描写されています。悪役に関しては基本的にとことん「悪」として描かれていますが…(苦笑)

 

そんな登場人物たちのなかでも、個人的に最も共感したのが社長の息子である宮沢太一です。工学部を卒業したものの就活に失敗し、足袋屋で働きながら就職活動をしている若者です。私が最も共感したところは第二話で親父から就活の状況について聞かれた時のセリフです。

 

「俺だって最初は…自分が勉強したことを活かせる『やりがいのある仕事』がしたいって思ってたよ。でも面接のたびにきっついこと言われて、何十社も落とされているうちに、そんな気持ち忘れたよ。世の中から自分が全否定されている気がして、なんとか見返さなきゃって焦って…。そういう気持ち、親父にわかる?」

 

私自身も就職活動でことごとく失敗しています。彼は大手企業の書類審査を何度も通っているので、おそらくそれなりの良い大学を出たのでしょう。その点私とは違って、望みもあるとは思うのですが、それでも社会から自分が全否定されている感覚というのは身にしみてよくわかる。そのせいかどこか社会に対してねじくれている感じも、どこか自分と重ね合わせてしまいます。

 

そんな大地ですが、新たなランニングシューズのソール(靴底)に適した素材「シルクレイ」の開発に携わることに。そこから自分の技術を活かせる場所で、顧問である飯山と共にランニングシューズ適した硬さのソールを産み出すために、開発を続けます。何度も失敗を繰り返すものの、仕事に対してやりがいを感じたのでしょう。仕事に対する姿勢がみるみる変わっていきます。そして、シューズに最適な硬さのソールの開発に成功します。開発に成功して喜ぶ大地の姿は、いつか私もこんなやりがいを味わいたいと心から思いましたね。

 

その後も供給が停止されたアッパー素材を求めて、自ら率先して営業に出かけます。何十社も断れ続けますが「面接で落とされ続けて断られるのは慣れている」と過去の失敗を、いい意味で開き直って自分の強みに変えていました。過去の挫折の経験が、自分の強みになる、変えることができると示してくれた好例です。めげない、くじけない人って本当つよいですよね。これもきっと仕事に打ち込んでいって、会社の仲間から必要とされ、その必要とされた人に喜んでもらうことが大地にとって、最も大きな価値になったからだと思います。会社のみんなに喜んでもらって、必要とされる。そういう居場所は大事です。

 

考えてみれば反社会的な下っ端構成員も、怪しい宗教団体に染まってしまうのも、『居場所がそこしかないから』っていう理由が大きいのではないでしょうか。「必要とされるところに行きたい」ってどんな人でもありますよね。身近なことでいえば恋人だって、結婚するのだって、子供が産まれるのだって必要としてくれる人が近くにいるから幸せなのだと思います。大地はそれが自分の家族が経営している会社で、しかも自分の持っている技術や特技を活かせる場所だった。とっても幸せなことだとおもいます。もちろん彼がみんなから必要とされていたのは、それだけの技術力を持っていたし、彼の努力の賜物だとはおもいますが。

 

適切な硬さを持つシルクレイの開発に成功し、アッパー素材を持つ会社も見つけてきた。大地がいなければ「陸王」は諦めなければいけなかったでしょう。就活に失敗して仕事に対する熱意もなかった彼が、MVP級の活躍をしたことは、ドラマではありますが、自分のことのようにうれしかった。ほかにもたくさんの要素がありますが、私は「大地の成長物語」であったと思います。

 

来年にむけて

 

来年は誰かやどこかに必要とされる人間に私自身がなれるように頑張ります。現時点では技術や人格が圧倒的に足りません。それを身をもって実感した一年でした。ですが、年末に陸王を見ることができたのは私にとって良かったです。大地という登場人物に大きな影響を受けた気がします。同じ再現は不可能でも、近い状況の人物の成功像を頭の中でイメージすることは結構大事だと思いますので。

 

ブログでも記事にしていますが、最近は引きこもりの状態から少しずつ外に出るようになってきました。個人的には一歩一歩前進している感覚です。この一歩一歩の感覚を忘れずに、継続していければ、時間がかかっても社会復帰はできると思います。前向きになるとドラマでも現実でも、「挫折」という悪いことが起こりやすいのが怖いところではありますが(苦笑)。

 

また私が運営しているオピニオンサイト「SHIGEFIKA」及び、今年の9月に開設した個人ブログ「天馬空を行く」を読んでいただいた皆さま、本当にありがとうございました。拙文で大変読みにくかったと思いますが、継続して読んで頂いてる方が何人かいらっしゃるようで大変嬉しく思っております。読者の皆さまも良いお年をお迎えください。


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衣田 史景

元ローカル新聞社報道部記者見習い。街のイベント、お店などを中心に取材をし、時には市役所、警察など遊軍も経験。学生時代に写真部だった経験を買われ、カメラマンとして先輩記者の取材に同伴することも。現在は引きこもりで、記者を目指しながら、オピニオンサイト「SHIGEFIKA」などを運営。

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